ラガービールとエールビールの違い
コラム
お好きなビールを選ぶ際に、「ラガー」と「エール」の言葉を目にしたことがあるでしょう。これはビールの代表的なカテゴリーで、それぞれ異なる特徴や風味を持っています。
「ラガー」は広く一般的なビールスタイルで、多くの大手ブルワリーが製造する一般的なビールがこれに該当します。ラガービールは、低温でゆっくりと発酵させる「ラガリング」プロセスを経ています。清涼感があり、クリアでさわやかな味わい、ドライでキレのある飲み口が特徴で、一般的には淡い色合いが目立ちます。代表的なスタイルとしては、ピルスナーやドイツ風ラガーなどが挙げられます。
一方、「エール」は、より幅広いビールのカテゴリーで、発酵の過程や使用される酵母の種類に幅があります。ラガービールとは対照的に、エールビールは比較的高温で速く発酵させる「エールリング」プロセスを経ています。フルーティで複雑な風味を持ち、香りのよいものが多くあります。代表的なエールスタイルには、IPA(インディアンペールエール)、スタウト、ポーターなどがあります。
簡単にまとめると、ラガービールはクリアでさわやかな味わいが特徴で、エールビールはよりフルーティで複雑な風味が楽しめます。どちらもビールの素晴らしさを表現する方法なので、ぜひ両者を試して、ご自分の好みを見つけてみてください。